塗り絵な人生

〜SEASONS〜

いまさらながらに
あゆはスゴい


「ことしもひとつ季節が巡って
思いではまた遠くなって
曖昧だった夢と現実の
境界はまた濃くなった。。。」


その境界は
いつしかベルリンの壁よりも高くなって
流れる年月のなかで
壁の向こうにあったはずの、まだあるかもしれないモノも
なにも見えなくなってしまった。。。


「不自然な時代のせいだよと
先回りしてあきらめていた。。。」


おとなになるってことは
先回りすること。。。
壁の位置は、どんどん自分に近づいてきて
息苦しい毎日。。。
ふと我に返って想いを馳せるささやかな夢も
実は壁のこちらがわ程度の。。。
それは、ほんとに自分の夢なのか。。。?
自分の壁の向こう側は
ほんとは、どうなっているんだろう。。。


せめて
自分のこどもたちに対してだけは
先回りして、夢を摘み取るようなことは
したくない。。
こどもの真っ白なキャンバスに
おとなが下書きするなんて。。
人生は塗り絵じゃないんだから。。。