におい族

パイ=市場
と捕らえると
同じ種類のパイを焼き続けていれば
顧客が減り売り上げが落ちていく。。
こんな中で自社の売り上げを維持、あるいは
成長させていくのがMBA的な考え方だ。
徹底的にデータ分析して
理論と経験則で解決を図っていく。
おいら自身も、まがりなりにも
コンサルだが
こういったMBA的なアプローチとは対極にある。。
と気づいてる人は少ないけど
そう思って価値提供している。
おいらは元々技術屋なので根底はMOT的だ。
技術をベースに常に鼻を研ぎ澄まし
新たな突破口の鍵を開ける。
それがおいらの役割だ。
MBAアプローチは
大きさのきまったパイの分配法則において
どれだけ大きなピースを勝ち取るか?
というモノだと、おいらは位置づける。
それにたいし
おいらのアプローチは
もっと大きなパイを焼いたり
新しいパイを焼くことにより
分配法則とは異なる手段で
自社の売り上げを成長させるというものだ。
ただ大企業ほど、この価値は認められにくい。
数字と定量化された資料を基に
舵取りをしてきた人たちに
”こっちの方がにおう”といったところで
アホ扱いされて終わりだ。
”においを嗅ぎ分ける能力”は決して先天的な才能だけでは無い。
MBAほどに確率論が高精度で体系化されていないだけであり
定量”という観点ではあいまいさが残るが
”においを嗅ぎ分ける能力を持った者”には
厳然たる真理として存在している。
だけれども、現在の艦の舵取りをしている人たちには理解不能なので
ぼくら、におい族は、虐げられる傾向にあるのだ。。。
現在、たまたま、おいらのクライト先の担当者が、おなじ、におい族なので
重宝して頂いている。
その方の直属は、もう事業部長、執行役員クラスなのだが
そこには、東大、京大、ケンブリ、ボスコンなど、そうそうたる経歴を
引っさげたコンサルが、たくさん、ぶら下がっている。
顔合わせなどしようものなら、
おいらなど、すみっこでちっちゃくこじんまり座るしかない。
みんなの名札には、そういった経歴が荘厳と輝いているが
おいらの名札にはそんなことは何も無く、ひっそり実績だけを
書いてある。。。そんな感じだ。。。
だが、確かに彼らはすごい。
レポートを見ても天才的だし、それゆえに途中のページはなんだかよく
わからない。。。見たこともない言語と表と分析が続いている。
でも、最後の方にあるAIを実行すると、それなりの結果は出てくるのだ。
これは、おいらには出来ないし、分析に近い結果が出るのは
確かにすごい。
ただ
ただだ。
これからの世の中は、この手法だけで生き残っていけるのだろうか?
そもそも、右肩上がりから下がりに転じた時点で
パイの分配法則から成長戦略を導き出すのは非常に困難だ。
そこで、おいらのような、におい族の出番だ。
もっと種類を変えずに、もっと大きなパイを焼いたらどうなるか?
はたまた、まったく違うパイを焼いたら?
さすがに、でかすぎる穴が開いた船を沈没から救うには限界がある。。
MBAにしても、におい族にしても、沈み行く船を救うことは
出来ない。せいぜい沈没を遅らせて、1人でも多くの人を非難させること
くらいだけだ。。出来ることは。。
おいらの役目は、となりに別の船を作って、新しい海に踏み出すこと。
まったくもって、役割も必要とされる能力も異なる。

しかし、
そんな現代というか全時代的な艦長クラスの方々も
ばかでは無い。。。
このままでは本当に沈没してしまうかもしれない。。
それを本能的に感じ取り始めているようだ。。
なので、おいらのような、におい族を保険にしようとしてきている。
現在、おいらのクライアント先である活動を1年半前から推進してきたのだが
最初は、お偉いさん方の眼中には無かった。。
ところが、今現在、隠しダマの宝庫は、この活動の中にしか無い
というのが視覚的に見えてきた。。。
来月、この活動の定期報告会があるのだが、
艦長をはじめ、そうそうたるお偉いさん方からの
参加申し込みを受けている。。。

時代は、におい族 を求めている!

昨日に引き続き
においつながり!
どう? このセンス?


図解入門最新MOT(技術経営)がよ~くわかる本 (How‐nual Business Guide Book)

図解入門最新MOT(技術経営)がよ~くわかる本 (How‐nual Business Guide Book)